JPホーガン死去
SF作家、ジェイムズ・パトリック・ホーガンが亡くなりました。大学時代にデビュー作「星を継ぐもの」を読んで以来、「巨人たちの星」シリーズ(星を継ぐもの、ガニメデの優しい巨人、巨人たちの星、内なる宇宙)は今でも繰り返し読んでいる私の中のヘビーローテーション作品です。
近作は全然読んでいないので、ホーガンについて語るのはおこがましい限りですが「巨人たちの星」の魅力をツラツラと。
- 奇想天外な課題設定
- 魅力的な登場人物
- 課題を科学的な解釈で破綻無く解決(あくまでもSFという範囲内で)
- 次の展開が気になってしょうがない上質なサスペンス
- 楽天的な語り口
- 最後はハッピーエンディング
個人的にはホーガンの「巨人たちの星」シリーズの本質は謎解きのサスペンス小説で、その謎解き部分がサイエンスフィクション的に解決されていく作品、と捕らえています。なのでSFに関心ない人でもサスペンス小説が好きな人には手放しでお勧めできる作品です。
まずは1作目の「星を継ぐもの」を読んでみてください。サスペンス好きならあっという間に引き込まれること請け合いです。
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